全人格労働の意味って?あなたの働き方を今すぐチェック!



私の会社は競争の激しい業界なので、残業時間も多いですし、休みの日に電話で問い合わせが来たりすることもあります。仕事のストレスもかなり多く、辞めていく人の1/3くらいは心の病気が原因です。

明日が我が身かもしれないと思いながら、なんとかストレスに耐えながら仕事をしている日々です。

そんな中で最近耳にしたのが、全人格労働という言葉です。全人格労働は労働者を疲弊させて、うつ病などの心の病気の原因になり、生活を破たんさせる原因になっているというのです!

いったい全人格労働とはどんな働き方なのでしょうか?

今回は全人格労働とはどのような働き方なのか、解説したいと思います。

スポンサーリンク


全人格労働とは?

254314
全人格労働とは、本来は自分の人生を豊かにするための手段の一つである仕事を、プライベートな時間、健康、人間としての尊厳を犠牲にしてまでやってしまい、人生に悪影響を及ぼしてしまう働き方のことを言います。

過重労働を強いられているだけでなく、病気や介護、子育てなどの事情があるのに休みをくれない、セクハラやパワハラなどに我慢しないと仕事をくれないなど、人権を無視した条件下で働かされている状態です。

全人格労働に陥りやすい人

全人格労働は長い間の日本経済の停滞や、世界との激しい競争の中で、労働環境が厳しくなったり、非正規雇用という働き方が広がったことが原因の一つです。このような中で、売り上げへのプレッシャーや解雇の不安によって、過重労働や人格を無視した働き方をせざるを得ない状況になってしまうのです。

一方で、働く側にも全人格労働に陥りやすい傾向があります。仕事に対して、次のような考えや働き方をしている人は、もしかすると全人格労働の予備軍かもしれません…

  • 自分の人生の価値を仕事の成果に結びつけている
  • 自分の思考の多くを仕事のために費やしている
  • 人生の時間の多くを仕事のために犠牲にしている

このような人たちは、仕事をきちんとこなして成果をあげることが良いことと考え、盲目的に仕事に自分の人生や人格をつぎ込んでしまいやすいのです。

以前、ブラック企業による過重労働が問題になりました。しかし、全人格労働の特徴は厳しい条件下での過重労働を強要されているだけでなく、働いているその人自身も仕方なく、自分の意志でその働き方に甘んじているということです。

例えば有名なニュースにJR常磐線の綾瀬駅での線路へ人が侵入したことによる電車遅延の事件があります。

朝の混雑する時間帯に、綾瀬駅のホームから人が転落してしまったため、電車が綾瀬駅手前で緊急停止しました。しかし、緊急停止した車内のある男性が、電車のドアを手動で開けて、線路に降り立ち、そのまま駅に向かって歩き始めました。

この男性の行為のために、常磐線と千代田線が1時間ほど遅延しました。鉄道の運行を妨害することは、鉄道会社から損害賠償請求を受ける可能性のある行為で、とても重い代償が伴う行為です。

それのもかかわらず、この男性が電車の外に出て線路の上を歩くという行為をした理由は「会社で大事な会議があったので、遅刻できなかった」というものでした。

運行中の電車の線路に降り立つのは、それだけで危険ですし、損害賠償を受ける可能性があるのに、この男性はそんなリスクよりも仕事を優先させたのです。

このように全人格労働は、労働者を追い詰めて、正常な判断ができないようにしてしまいます。

全人格労働の結果

全人格労働は労働者に次のような、悪い結果をもたらします。

  • うつ病
  • 家庭崩壊
  • 貧困(ワーキングプア)
  • その他の身体的な病気

本人は悪気があるわけではなく、なんとか頑張って必死に仕事をしているだけです。それにもかかわらず、こんな結果になってしまうなんて、悲しすぎますよね…。

全人格労働の厄介なところは、本人は真面目に必死に仕事をしているのですが、あまりに追い詰められているため、正しい判断ができなくなっています。そのため、自分や周りにどのような悪影響があるかに気付きにくいという特徴があります。

そのため、次は全人格労働に陥ってないかの簡単なチェックリストを紹介します。

スポンサーリンク


全人格労働度チェックリスト

082245
全人格労働は病気ではないので、このチェックリストで全人格労働と診断できるわけではありません。また、明確な定義があるわけでもありません。

あくまでも客観的に自分を見るためのチェックリストなので、今の自分の状態を知るための参考情報にしてください。

  • 仕事を休むと不安な気持ちになる
  • 家でも仕事の電話に備えて、携帯電話をそばに置いている
  • サービス残業が普通である
  • 仕事で成果を上げることが自分の価値を証明することだと思う
  • 上司の命令にノーと言えない
  • 仕事を優先させて大切な人との約束を破ったことがある
  • 仕事のためには、多少は家庭や人生を犠牲にしても仕方ないと思う
  • 体調が悪くても仕事を休むことができない
  • 成果を上げるためにパワハラやセクハラを我慢したことがある
  • 仕事のためなら多少であれば、ルールを破っても良いと思う

いずれも社会人であれば、多少は該当するかもしれません、しかし、このチェックリストの中の半分以上が該当する場合は、全人格労働に陥ってる可能性があるかもしれません。

実際に悪影響が出る前に、自分の働き方を省みてはいかがでしょうか?

スポンサーリンク


まとめ

120def697f48ab695e43eff403307195_s
全人格労働は過重労働によって、追いつめられることで、自分の人生や人格までをも犠牲にして働いてしまうことです。過重労働を強いる企業だけでなく、無理な働き方でも頑張ってやってしまう労働者にも原因があります。

厄介なのは、本人は真面目に必死に頑張ってしまうため、全人格労働をしている自覚を持つのがなかなか難しいのです。

知らない間に自分の人生を台無しにしないように、全人格労働をしていないか、自分の働き方をチェックしてみてくださいね!

私もプライベートでも仕事のことを考えたり、プレッシャーで落ち込んでしまったりすることがあります。本来、仕事は自分の人生を豊かにするための手段なので、仕事に支配されずに、自分が仕事を支配できるようにしましょうね!


スポンサーリンク

あわせて読みたい関連コンテンツ


コメントを残す



このページの先頭へ