腐った卵の見分け方!絶対危険な3つのポイントとは?

卵は生で食べることも多い食品ですね。私は玉子かけごはんが大好きなので、小腹が空くとすぐにご飯と生卵で一杯食べてしまいます。実は卵を生で食べる日本の食文化は世界でも珍しいのだそうです。

そんな生で食べることの多い卵で気を付けたいのは、腐ってないかどうかです。卵はサルモネラ菌という食中毒菌がついていることがあります。卵が腐るとサルモネラ菌が大繁殖していることもあり、大変危険です!

そのため、卵が腐ってないかどうかを見極めることはとても重要です!今回は腐った卵の見分け方で重要な3つのポイントについてお伝えします。

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目次

腐った卵の見分け方

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腐った食品は何でも危険ですが、卵の場合は特に危険です。サルモネラ菌の食中毒で死亡した例もあるため、腐った卵を見分けることはとても重要です。

腐った卵を見分けるポイントは次の3つです。

【腐った卵の見分け方】

  • 水に浮く
  • 異臭がする
  • 割っただけなのに崩れる


このような状態になるのは理由があります。その理由を知ることは大切な事なので、一つ一つのポイントについて、詳しく見ていきましょう!

水に浮く

卵が腐っているかどうかを見分ける最初の方法はボールなどに水を入れて、そこに卵を入れてみることです。古い卵は中の水分が蒸発して、その分空気を取り込んでいるため、新鮮な卵に比べて軽いのです。

そのため、卵が底に沈んだらその卵は新鮮な卵です。しかし、水に浮いてしまった場合は、その卵はかなり古く全く食用には適さないので、すぐに捨ててください。

ただし、この方法は本当に古い卵しか見分けることができません。完全に腐っていても、水に沈む卵もあるので、確実に見分けるためには、割って中を確かめてみる必要があります。

異臭がする

次に分かりやすいのは、臭いです。腐った卵は硫化水素の強い臭いがします。分かりやすく言えば温泉が湧きだしている場所や火山の噴火口などで臭う硫黄の何倍も濃いような臭いがします。

気持ち悪くなるくらいの強い臭いなので、迷わず捨てましょう!ていうかこの臭いがしてる卵を食べようと思う人はいないと思いますが…。

割っただけなのに崩れる

綺麗に殻を割って、外に出したのに黄身が崩れてしまった場合も腐っている可能性が大きいです。雑菌によって卵が腐っていると、卵の細胞膜が破壊されているため、わずかな衝撃でも黄身が崩れてしまうのです。

ただし、卵を割る時に殻で黄身を傷つけてしまうことは、よくあるので卵が腐っていないかどうかを見分けたい時には丁寧に殻を割ってください。

ここまでは、腐った卵の見分け方を見てきましたが、食品の中には細菌の力を借りた発酵食品があります。そのような食品は食べても大丈夫なのに、どうして卵の場合は食べると危険なのでしょうか?今度は腐った卵が危険な理由を見てみましょう。

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腐った卵は絶対に食べてはダメ!

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そもそも、細菌によって腐る作用の定義は曖昧です。人間にとって有益な物質を生んで、有害な物質を生まなければ、それは発酵と呼ばれます。一方で、人間にとって有害な物質を生み出してしまうのであれば、それは腐敗と呼ばれます。

卵の場合はサルモネラ菌という食中毒菌が付着していることがあります。サルモネラ菌は強力な食中毒菌で、5℃~40℃の温度で繁殖します。サルモネラ菌が付着した卵を気温36℃の部屋に1日置いておいたところ、サルモネラ菌が大繁殖して、それを食べた人が死亡したという例もあります。

サルモネラ菌はとても毒性が強く、増えるスピードもとても速いです。そのため、他の食品に比べて腐った時のリスクが高い食品です。

また、腐っていても火を通せば問題ないと勘違いしている人も多いのですが、食中毒は食中毒菌が出す有害物質によって引き起こされるため、一旦腐ってしまった卵は火を通しても食べられるようにはなりません

腐った卵はとても危険です。しかし、腐った卵を確実に見分けるよりも、最初から腐らないうちに食べてしまうことが重要です!最後に卵の保存方法を紹介します!

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卵の保存方法

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こちらの記事にも書いた通り、卵自体は抗菌作用があって、実はとても長持ちします。
生卵とゆで卵の賞味期限!長期保存するためのコツとは?

しかし、その抗菌作用も正しい保存方法を守った場合の話です。卵の保存方法のポイントは次の3つです。

【卵の保存方法】

  • 尖った方を下にする
  • 卵は尖った方から産み落とされるため、尖っている方の殻は比較的丈夫なので、誤って殻を割ってしまうのを防げます。また、丸いお尻の方に空気が溜まっています。空気の部分には雑菌が存在しているため、丸い方を下にしてしまうと黄身と空気が触れやすくなり、腐りやすくなってしまいます。

  • 冷蔵保存する
  • 食品を冷蔵保存するのは当たり前ですが、卵の場合は大抵は、冷蔵庫の扉の一番外気に触れやすい部分に置き場所があります。卵は他の食品に比べて腐った時のリスクが高いので、頻繁に温度が上がりやすい場所ではなく、冷蔵庫の奥の温まりにくい場所に保存するのがおすすめです。

  • 洗わない
  • 卵の殻にはクチクラ層という殻を保護する層があります。しかし、卵を洗ってしまうとクチクラ層が剥がれて菌が入りやすくなります。また、水道水には雑菌がたくさん存在するため、雑菌を含んだ水が中に入ることで、腐りやすくなってしまいます。

これらのポイントさえ押さえておけば、卵はとても長持ちする食品です。どれも難しいことではないため、普段から意識して保存してくださいね!

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まとめ

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腐った卵の見分け方はさほど難しいことではありません。割れば凄い臭いがするので、簡単に分かると思います。しかし、腐った卵を間違って他の料理に入れてしまうと料理全体が台無しです。

鮮度が気になるようなら、水に浮かべてみたり、別の器に出してチェックしてみたりすると良いでしょう。

また、卵を腐らせないための保存方法は、冷蔵庫の奥の方で尖った方を下にして保存してください。卵は洗わずにそのまま保存してください。

そして、一番大事なのは賞味期限内に食べてしまうことです!というわけで、私は記事を書き終えてお腹がすいてきたので、玉子かけごはんを食べようと思います!