胃カメラとバリウム検査はどっちが良い?違いを徹底比較!



胃の検診の時に胃カメラバリウム検査のどちらを選ぶかは、とても悩みどころですよね?胃カメラはなんといっても苦しさが半端ないです。

だからといってバリウム検査も楽じゃないですし、バリウム検査で異常が見つかったら結局は胃カメラをやることになるので、それだったら最初から胃カメラをやった方が良い気がします。

私は中途半端なバリウム検査をやるくらいなら、頑張って胃カメラをやるタイプなのですが、人によってどっちを選ぶかは、迷うところだと思います。

結局、胃カメラとバリウム検査の違いってどんなものなのでしょうか?そして、どっちを選んだ方が良いのでしょうか?

そこで、胃カメラとバリウム検査のどっちが良いか、違いを比較してみました!

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胃カメラとバリウム検査の内容

胃カメラとバリウム検査は胃を始めとした消化管に病気がないかどうか検査することができます。ただ、一言でそう言っても、それぞれには微妙な違いがあります。

そこで、まずは胃カメラとバリウム検査の内容やそれぞれの検査で分かること、そして、リスクをお伝えします。

胃カメラ検査

胃カメラと言うと苦しい検査というイメージですが、その内容はどんなものでしょうか?

まずは胃カメラ検査の内容と特徴を見ていきましょう。

胃カメラの内容
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胃カメラ検査は正式名を「上部消化管内視鏡検査」と言います。名前の通り、食道、胃、十二指腸からなる上部消化管に病気がないかどうか検査します。

内視鏡と呼ばれる細長い管を口、または鼻から挿入して、その先に付いたカメラで映像を撮影します。撮影した映像を直接、目で見て確認できるため病変があればすぐに分かります

また、内視鏡の先には鉗子と呼ばれるハサミとピンセットの間のようなツマミが付いています。この鉗子で病気の可能性のある部分の組織を、検査のために採取することができます。ピロリ菌の検査なども、胃の粘膜を採取することで行うことができます。

胃カメラの特徴とメリット
胃カメラのメリットはなんといっても、病気がある場合には高確率で発見できるということです。胃壁の模様や色、小さな腫瘍やポリープなども見つけやすいのが特徴です。

病気が早期の状態でも見つけることができる検査です。

リスクとしては、硬い管を挿入されるため、消化管を傷つける可能性があることや、内視鏡が十分消毒されていないことによる感染症の可能性があることです。

バリウム検査

バリウム検査というとゲップとバリウムのまずさをイメージしますね^^;

次はそんなバリウム検査の内容と特徴を見てみましょう。

バリウム検査の内容
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バリウム検査は胃カメラ検査と同じように上部消化管に病気がないかどうか検査します。

検査方法はX線で画像を撮影することで行います。ただし、普通のX線撮影と違い、放射線を吸収する造影剤を飲んでから撮影することによって、消化管の形状をより詳しく確認することができます

検査は最初に発泡剤を飲んで、胃を膨らませてから、造影剤である硫酸バリウムを飲んで、X線画像を撮影します。

撮影中は上下左右に回転しながら上部消化管をあらゆる角度から撮影します。その間も胃の中は、空気が充満しているためゲップを我慢するのが大変です。ゲップが出てしまうと、胃がしぼんでしまい、正しい画像が撮影できなくなるため、再び発泡剤を飲むことになります。

バリウム検査のメリットと特徴
バリウム検査ではX線を通さないバリウムを飲んで、その間ずっとX線を照射して画像を撮影します。食道から胃の中まで、バリウムが流れる様子が分かるため、腫瘍ポリープ胃壁の凹凸などが分かります。

分かるのはバリウムの流れだけなので、それを元に病変を判断するには、ある程度の技量が必要です。また、バリウム検査で所見が出た場合、結局は胃カメラをすることになります。

バリウム検査のメリットは、比較的検査が楽ということです。内視鏡を飲み込むのはコツが必要ですし、苦しさも伴います。しかし、バリウム検査は発泡剤とバリウムを飲むだけなので、比較的苦痛が少ないです。

リスクとしては、稀にバリウムに対するアレルギーが発症する可能性があることや、X線に対する被爆があります。

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胃カメラとバリウム検査の違い

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胃カメラとバリウム検査、どちらも一長一短です。今度は健康診断の究極の選択であるこの2つを比較してみましょう!

胃カメラとバリウム検査の比較表

胃カメラ検査とバリウム検査の違いを分かりやすくするために、それぞれの比較表を作ってみました。

【胃カメラとバリウム検査の比較表】
胃カメラ バリウム検査 備考
分かること 胃の形状や模様、色などを視覚で判断できる 胃の凹凸などの形状のみ バリウム検査技師には熟練した技能が必要
苦しさ 検査中はとても苦しいが、終われば基本的にすぐ飲食可能 検査後にバリウムを完全に排泄するまでが大変(個人差有り)
費用 15,000円~20,000円 10,000円~15,000円 単独ではなく胃がん検診としての金額です

胃カメラ検査は消化管の様子が詳しく分かる反面、時間がかかります。検査を実施できるのも医師の資格がある人だけです。

一方でバリウム検査は放射線検査技師が実施できるため、たくさんの人を効率的に検査することができます。

検査精度

胃カメラとバリウム検査の違いで、非常に重要になるのが、検査精度ですよね。

胃カメラは直接目で見て確認できるのに対し、バリウム検査はX線画像で確認するため、消化管の細かい状態が分かりにくいです。

では、実際の検査精度はどうなのでしょうか?

検査方法の違いもあり、単純に数字で比較することは難しいです。しかし、それぞれが発見できる病気には次のような特徴があります。

  • 胃カメラ検査
  • 小さな病変まで発見できる、更に粘膜や組織を採取できるため、その後の検査もしやすい。ただし、胃の外側にある病変は発見が困難。

  • バリウム検査
  • 小さな病変を発見するのは困難。以上があれば結局、胃カメラ検査を行うことになる。一方で場合によっては胃の外側の病変も見つけることができる。

やはり、検査精度という観点では、どうしてもバリウム検査は胃カメラ検査に劣るようです。

ここまではそれぞれの検査の内容を見てきたので、次は実際の検査の苦しさを比較してみましょう。

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検査の苦しさの違い

まずは苦しさの比較からです。胃カメラもバリウム検査も検査方法や体質などによって、苦しさには差があります。

私はどちらの検査も複数回受けたことがあるので、私の主観で苦しさの評価も書いてみました。ご自分に合った検査を選ぶ上での参考にしてください。

胃カメラ

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胃カメラはとにかく検査中が苦しいことが特徴です。経験したことのある人は思い出すだけで憂鬱になると思いますが、あんなに太くて硬い管を入れられるなんて、苦しくないわけがありませんよね…。

胃カメラの苦しみを和らげるための対策を書いた記事があるので、良かったら参考にしてください。
胃カメラを飲むコツ!簡単にできる事前練習を紹介!

しかし、苦しいのは検査中だけです。検査前日は、病院によって差はありますが、大体21時頃から食事禁止となります。逆に言えば21時までは普通に何でも飲食可能です。

検査後もすぐに飲食可能です。検体を採取した場合はアルコールや辛い物、油ものや肉などの消化に悪い物はその日のうちは禁止になることもありますが、それ以外の制限も無いですし、苦痛が残るようなこともありません。

私の場合も、胃カメラ検査の後は、お腹が空いているので、普通に食事をします。唐揚げなどの揚げ物も食べたり、お酒を飲んだりもしましたが、特に問題はありませんでした。検査後に食欲があれば、好きな物を食べちゃっても全然大丈夫です。

検査中の苦しさだけ我慢する覚悟を決めてしまえば、検査後の負担は皆無に等しいのが、バリウム検査よりも良いところです!

胃カメラ検査の前日の食事については、こちらの記事に書いてあるので、良かったらご覧ください。
胃カメラの前日の食事!メニューや時間はどうすれば良い?

【私の主観に基づいた苦しさの評価】
検査前 ★☆☆
検査中 ★★★
検査後 ★☆☆
胃カメラの場合は、眠らせてもらったり、鼻からできる胃カメラもあります。それらの場合は苦しさはぐっと減るので、胃カメラがどうしても苦手な人は検討してみると良いと思います!

バリウム

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バリウム検査は検査中のゲップと検査後にバリウムが完全に排泄されるまでの胃腸の不調が特徴ですね。検査中はゲップさえ我慢すれば、なんとかなりますが、検査後が大変です。

検査後は少しでも早くバリウムを排泄してしまうことがとても重要になります。個人差はありますが、バリウムが腸に残っているとひどい便秘になってしまいます。検査後の便秘がひどくて、バリウムよりも胃カメラの方がマシだと思う人は多いようです。

バリウムを早く出してしまうコツは、検査後にしばらく食事をしないことです。検査後はアルコール以外の飲食はOKなのですが、あえて食事はせずに水を多めに飲み、病院から出された下剤を飲みます

バリウムはそれだけでは液体のままで、消化吸収されません。バリウム検査の時は前日から絶食しているはずなので、胃腸の中に食べ物が無い状態です。そのため、水を多めに飲むことでバリウムがそのまま出てきやすいのです。

私の場合は検査後の1時間~2時間後にはトイレでスッキリと出し切れた時があります。逆に空腹が我慢できずにバリウムを出す前に食事をしてしまった時は、出し切るまでにかなりの時間がかかりました。

お腹が空いていて我慢できないかもしれませんが、バリウムが出てくるまで食事を我慢するのも一つの手です。

前日の食事は基本的に胃カメラ検査と同じで、21時前後までは普通に飲食して構いません。

【私の主観に基づいた苦しさの評価】
検査前 ★☆☆
検査中 ★★☆
検査後 ★★☆~★★★
何といっても検査後にバリウムをいかに早く出しきるかにかかっています。自分の体質やその時の体調にも左右されます。調子のよい時はあっという間に排泄されてスッキリできるんですが、ひどい便秘になる時もあるのが難点です。


というわけで、胃カメラ検査とバリウム検査の違いを様々な角度から見てきました。

これらを総合すると、結局はどちらの検査のほうが良いのでしょうか?

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どっちがおすすめ?

胃カメラ検査とバリウム検査はどちらも一長一短があります。

胃カメラの苦しさを考えると、バリウム検査の方が良いかなぁなんて思ってしまいそうです。

しかし、私がおすすめするのは、やはり胃カメラ検査です。それは次のような理由からです。

  • 胃カメラ検査の方が検査精度が高い
  • バリウム検査の放射線被曝線量はレントゲンの150倍以上!
  • バリウム検査は、検査後の負担が大きい
  • バリウム検査で異常があれば、胃カメラ検査を受ける必要がある

バリウム検査で分かるのは、病気の疑いがあることだけです。それにもかかわらず、検査時の被曝線量はレントゲン撮影の150倍以上の15mSv~20mSvにもなります人間が1年間に許容される被曝線量は100mSvなので、その被曝線量の大きさが分かると思います。

最近の胃カメラ検査は鼻から挿入できる小型のものや、麻酔をかけて眠った状態で行うものなど、苦痛の少ない検査方法をやっている病院もあります。そういった病院を探すのもおすすめです。

色々な面で胃カメラ検査の方が優れているので、ちょっと勇気を出して胃カメラ検査をやることをおすすめします。

まとめ

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健康診断のメインイベントである胃の検査は、誰でも憂鬱になると思います。どっちの方が良いかは悩みどころですが、どっちも嫌だからとっても検査を受けないというのはまずいので、お伝えした情報を元に自分に合った方を選んでくださいね!

それぞれの検査にはポイントは苦しさと検査の精度です。

胃カメラはかなり苦しいですが、苦しいのは少しの間だけです。そして何よりも検査の精度は高いです!

バリウム検査は検査中の苦しさは大したことはありませんが、検査後に胃腸の調子がかなり悪くなることもあります。そして、検査で異常の疑いが見つかった場合は、結局胃カメラをやることになります

色々な面で胃カメラ検査のほうが優れているため、私としてはそちらをおすすめします。

コツを掴めば内視鏡を飲み込むのもそんなに難しくありません。

今回紹介した内容を踏まえて、ご自分に合った検査を選んでみてください!


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